栗山真 - 打てば響く

ドラム・パーカッションを主に演奏する書き手の小説や洋楽英詞和訳など執筆活動記録。また音楽活動とそれらを継続させるための健康活動を記録しています。

【小説】『花泥棒と秘密の猿たち』のWEB連載をはじめました。

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※当記事は2020年10月5日にnoteにて更新したものに一部修正を加えたものです。

 

栗山真です。

『花泥棒と秘密の猿たち』のWEB連載をはじめましたご報告です。

 

novelup.plus

kakuyomu.jp


このほど「栗山真」名義で公募作品の制作と並行して、noteでこれまでの短編小説などあげることにしました。


また、2020年10月11日より2012年に刊行した「花泥棒と秘密の猿たち」をリライトするWeb連載を小説投稿サイト「カクヨム」「ノベルアッププラス」にて開始しました。


同作品は有難いことに文学フリマにて累計200部を売り上げ好評をいただきました。この機会にぜひお読み頂けましたら幸いです。どうぞよろしくおねがいします。

 

連載の経緯


『花泥棒と秘密の猿たち』は前述のとおり評価をいただきました。当時反応をいただいた感想は以下のエントリに記録しています。

 

www.kuriyama1youth.com


ということもあり2015年くらいには電子書籍化、セルフパブリッシング化を検討していました。

 

しかしながらトントン拍子にうまくいかないのが人生です。人間生きているといろいろ失くしものをする訳でして、おそらく引越し中に妖怪「テキストデータの消失」に遭ってしまいました。

 

 

作りたいけど、元データがない。

 

データはないけど、本は手元にある。

 

という歪な状況の中、しかし優先すべきは過去ではなく未来な訳で、なるべく自分の生活や新しい小説を書く方に時間を割いた方がいい、と考えていました。

 

ところが、2019年末より心境が変わってきます。ある女優の方に進呈した該当作品について間接的に快い感想をいただいたこと、またTwitterでも刊行から5年以上たった今にして以下の感想をいただいたことが考えを変えるきっかけになりました。

 

 

 

作者からすれば8年前につくった作品はすでに書いた当時の記憶や感慨を失くしています。とはいえ「時の洗礼を受ける」という某小説の有名な言い回しがあるように8年も経ってからも評価されたということは、あるていど時間に左右されない強さがあるのではないだろうか。いま一度人の目に触れるべきところに置くべきではないかと考えはじめました。

 

しかしテキストデータは失くしてしまった。ではどうすればいいのか? 書き直せばいいんです。とはいえ過去をただ単純に焼き直すのだけでは意味がない。同じことをやっていても仕方ない。小説を書くからには何か新しい発見がなければならないとわたしは捉えています。

 

という訳で、原本を忠実に再現しつつ可読性を高めるリメイクをしようと決めました。過去の自分から学べる何かが、手を動かすことで得られるのではないかと考えたためです。

 

むろん進行中の公募向けの新作がありますのでそちらに注力しつつ、『花泥棒』のリメイクを進めるにはどうすればいいのか、というモチベーションの課題もありました。WEB小説連載をするのはその問題を解決するためです。〆切の日曜日までに更新用の原稿を用意する、といった新しいタスクがあれば理由が生まれる。小説執筆についての姿勢も磨かれるのではないか、という期待ではじめようと思っています。

 

これらの背景は小説を執筆される方、過去作をリメイクされる方向けに書きました。参考にしていただければと思います。

 

一方で書籍よりもはるかに間口が広いWEB媒体ですので本件で初めて『花泥棒と秘密の猿たち』をお読みいただく方が大半だと考えています。

 

お読みいただく方にはどうか良い読書体験となりますように願わざるを得ません。年度末は〆切が立て込むため更新が滞るかもしれませんが、最終回は来年春を予定しています。

 

いずれもお楽しみいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

栗山 真